昨年の終わりにNetflixで『ウィッチャー』(シーズン1、全8話)が配信された。 霊薬で体を変異させ、怪物についての豊富な知識によって彼らを狩るウィッチャーと呼ばれる人々や、魔法使い、エルフやドワーフ、戦争状態にある諸国家が入り乱れる大作ファンタジーで、HBOの大ヒットファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に続けとばかりに金も気合も(シーズン1配信前にシーズン2が決まるぐらいには)入っている。原作の良さも丁寧に引き出されており、大変楽しませてもらった。 このドラマ版「ウィッチャー」には、ポーランドのトールキンとも呼ばれる大作家アンドレイ・サプコフスキによる小説のシリーズが原作として存在している。世界観の背景やキャラクター間の関係性の発端が描かれる3冊の短篇集と、5冊の長篇が存在していて、もともと世評は高かったのだけど世界的な人気に繋がったのは、同じくポーランドのゲーム開発会社CD