ほぼ毎週1冊の本を紹介しているブックレビューだが、2013年も素晴らしい本との出会いが数多くあった。どのような本からも、何かしら得るところはあり、絞り込むのはなかなかに難しいのだが、2013年の総括として、年が明けても読んでおきたい10冊を厳選した。 ◇ハーバード流 自分の限界を超える思考法(アチーブメント出版) 「自分の限界」は自分自身が勝手に決めてしまっているものであり、思考次第でその限界を超えていくことができるのだと、勇気を与えてくれるのが本書だ。消化器外科の著者による言は、単なる精神論に終わらない。著者自身が体験した新たな手術法の習得過程や、執刀した患者の術後の回復速度の違いなど、説得力のある事例により、思考と行動によっていかに人間の能力に影響を及ぼすものかがよく分かる。従来からの自分にしがみついてしまって、次の1歩を踏み出せない人に読んでもらいたい。 ◇WILLPOWER 意志力
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