愛知県豊田市で今年7月下旬、民家が全焼し、この家に住む無職大橋務さん(75)が一酸化炭素中毒で死亡する火事があり、豊田署は31日、豊田市と同県安城市に住む20歳(当時19歳)と19歳のアルバイト店員2人を、現住建造物等放火容疑の疑いで逮捕したと発表した。 同署は同日、2人を名古屋地検岡崎支部へ送検した。 発表によると、2人は7月23日午前1時ごろ、豊田市豊栄町の大橋さん方1階南側のテラス付近に火のついた花火を投げ込んで放火、木造2階住宅約95平方メートルを全焼させた疑い。大橋さんは逃げ遅れ、一酸化炭素中毒死した。 いったん現場を離れた2人は、様子を見るために戻った際、火が段ボールなどに燃え移って炎を上がっているのに気付いたが、そのまま立ち去ったという。