時間にしばられない働き方、場所にとらわれない働き方。今、「新しい働き方」が注目を集めています。パラレルキャリア・リモートワーク・子連れ出勤・フリーランスetc...Fledgeは、そんな「新しい働き方」の実例が見つかるインタビューメディアです。
2020.02.20 NEW境界線の越えかた 家族のカタチ 僕らはソレを「家族」と呼んでいた―実践する哲学者・小川仁志が語る、21世紀の家族 拡張家族や、疑似家族――。さまざまな家族のあり方の必要性が叫ばれ、模索されるなか、けっして避けて通れないのが「そもそも家族とはなにか」という哲学的議論だ。 距離の壁を超えて家族をつなぐサービス「まごチャンネル」を提供する株式会社チカクCEO梶原健司が、多様化する日本の「家族」が幸せに暮らすためのヒントを探る連載企画「再考、家族のカタチ」。 今回のゲストは教壇に立つ傍ら、地域で「哲学カフェ」を主宰し、テレビなどのメディアでも活躍する山口大学国際総合科学部教授の小川仁志氏。その実践的な教えからビジネスパーソンにも高い人気を誇る小川氏に、現代日本の抱える家族の課題について聞いた。 ヘーゲルの考える、「愛の共同体」としての「家族」 梶原:小川さんは山口大学で
家族とはなんでしょうか。「同じ家に住み生活を共にする、配偶者および血縁の人々」というのが狭義の意味になります。ただ「家族のようなもの」という広義の意味に広げるなら、家族の形というのは色々あると思います。 創業社長という立場の人間であれば大半は、おそらく社員のことを家族のようなものと考えているでしょうし、師と弟子というのもある種の家族に近いかもしれません。 いわゆるほんとの家族でも絶縁状態になっている人もいれば、会社の同僚でも家族以上に親密なこともある。人のつながりの濃さというのは、必ずしも家族の形に捉われず、ケースバイケースで決まるものなのでしょう。 僕がそれを実感したのは、東日本震災が起きた時です。会社はすぐにおやすみになったのですが、その時でも毎日会社に来たメンバーがいました。家にいても不安だし、誰かと一緒にいた方が安心という心理状況もあったのだろうと思います。その時「あぁ、会社もひと
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