──2年前にSCREEN modeがKAI-YOU.netに登場した際には、アニソンシーンの中で「ポップでわかりやすいものをきちんと伝えていく」とおっしゃっていました。当時と比べて、アニソンのつくり方や考え方で何か変わった部分はありますか? 雅友 当時は2ndシングル「LφVEST」をリリースした頃で、今から考えるとよくわかっていない点があった。というのは、“アニソンっぽさ”の軸と“SCREEN modeらしさ”の軸が、話として少し一緒くたになっていたんです。 音楽業界の中で「アニメソングとは何か?」ということが今はすごく曖昧になってしまったと思っています。そもそも僕は一般的によく言われる「洋楽っぽい」とか「民族音楽っぽい」といった曖昧な言い方が昔から嫌いで、今では「アニソンっぽい」という概念もそれと同列になってしまっているかな、と。 2年前は、誤解を恐れずに言えば「僕らがつくっているのは