ここまで、「数列の和(級数)」を表現するのに 「Sn=a1+ a2+ ・・・ +an 」と書いていましたが、毎回こうやって書いていると長くて面倒なので、ギリシャ文字の「Σ(シグマ)」を用いた専用の表記が用意されています。これが「シグマ記法(Sigma notation)」です。 このように書くことで、対数のログのときと同じように、数列の和をいろいろな数式の中のひとつの項として、自由に計算の中で使いまわせるようになります。 さっそく具体的な書き方を確認しましょう。ギリシャ文字の「シグマ」は、和(Summation)の頭文字「S」にあたるものとして選ばれています。 読み方は特に決まったものはなく、上のように 「シグマ、i=1 から n まで、ai 」 あたりが一般的のようです。 それから、記述の中で、数列の項を指定するためのインデックス用の変数が用いられていますが、これは仮に置かれているものな