堺市堺区のホテルの地下に通じる非常階段の踊り場で今月3日、同市内の40代の男性が、自転車にまたがったまま死亡しているのが見つかったことが、大阪府警への取材でわかった。堺署によると、着衣の乱れや外傷はなく、司法解剖の結果、死後約1週間。死因はわからなかった。同署は「熱中症か突然死の可能性がある」とし、事件性はないと見ている。 堺署によると、3日午前9時10分ごろ、ホテルの屋外から異臭がしたため、従業員が調べたところ、非常階段の地下1階の踊り場で、男性が自転車にまたがり、扉に寄りかかって死んでいるのを見つけ、110番通報した。男性はTシャツ、白色のズボン、白色のスニーカー姿で、数千円の所持金があった。宿泊記録はなかったという。 ホテルの同署への説明では、非常階段は出入り自由で防犯カメラは設置していない。6月以降、従業員らは立ち寄っていなかったという。現場は繁華街の中心部。