理由は二つあります。 一つは、私が今後、政府転覆の計画を進めていくために必要な同志を獲得する目的です。立候補すると、その地域全域に堂々とポスターを貼れますし、そこらじゅうで演説できますし、主張を記載した選挙公報が自動的に各戸配布されます。いわば政府のカネで政府転覆を呼びかけられるわけで、ざまあみろであります。 もう一つは、現在の日本にはすでに言論の自由はなく、例えばちょっとしたビラまきやデモなどで逮捕されることも珍しくありません。そういう事件がとくにここ数年もう頻繁に起きているのに、マスコミはろくに報道しません。その点、選挙に出ると、少なくとも期間中は、形式にはいろいろ細かい制約があるとはいえ、内容については何でも自由にやれます。選挙制度こそは、現在の日本に残された言論の自由の最後の砦であり、本当に云いたいことを云おうと思えば、これを利用する以外にもはや方法がないというろくでもない現実