たまにブログなんかで、「労働ではなく成果物の価値で対価をもらいたい」という意見を見かける。その意気軒昂さはなかなか好ましい。 実際、自分がディレクターという立場から見ても、外注分の支払いは労働ではなく成果物の価値で支払うのはいいことかもしれない、という気がしている。というわけで、今回はその「気」がする由縁を探るべく、実際にほとんどの外注をそうするとどうなるか少し考えてみたい。対価の支払いについてなので、金銭的な面を中心に。 ・前提 まず、「価値」がそれなりの納得感ある数値として算出できなければ駄目だろう。おそらくそれが最も難しいのだけれど、まあどうにか算出できるとする。ちなみに、価値に基づいて支払額が決まるのだからやはり「経済効果」よろしく「それによって幾ら分の効果があったか?」を価値として算出するとしよう。もう少し細かく言うと「それによって一定の期間に営業利益から固定費など外注費以外の支