北海道の世界自然遺産・知床の核心地域である知床岬付近に、クジラの死骸が漂着し、ヒグマがその肉にかぶりついている。このような光景は国内では知床以外ではまず見られない。 地元・羅臼町で「知床岬ヒグマボートクルーズ」を運航する「知床らうすリンクル」によると、死骸はミンククジラとみられる。7月上旬に漂着すると、10頭ほどのヒグマが代わる代わる現れて食べ始めたという。 クジラは、腐敗も手伝って、2週間ほどで腹部付近以外は骨に。それでもペアとみられる若い2頭が毎日のように現れ、死骸に登ったり、においをかいだりして可食部を探し、肉をほおばっている。 朝日新聞は今夏、環境省に知らせたうえで、知床岬に近い赤岩地区のコンブ番屋の取材に入っており、この光景に遭遇。数百メートル離れた岩場から望遠レンズで撮影した。(神村正史) ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -
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