多くの方がご存じのとおり、アドビはコードネーム「Apollo」と呼ばれるプロジェクトに取り組んできました。これは、デベロッパがリッチ・インターネット・アプリケーション(以下、「RIA」)の実行領域をデスクトップにまで広げることのできる、クロスOSのランタイムを作るためのプロジェクトです。アドビは去る3月19日、Adobe LabsでApolloのアルファ版をリリースしました。この記事では、チーフ・ソフトウェア・アーキテクトである私、ケビン・リンチが、Apolloの原点とApolloがデベロッパとエンドユーザ双方にもたらすメリットについて語ります。 デベロッパがどの分野で技術の限界に挑戦・成功しているのかを見極め、同様のことをより多くのデベロッパが容易に実現できる環境を作る。アドビにおいては、それがソフトウェア開発とその革新の原動力のひとつとなっています。 ここで2001年に遡ってみましょう