【2009年5月22日 JAXA】 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月周回衛星「かぐや(SELENE)」の運用を終えて6月11日に月面へ落下させると発表した。日陰の部分に落下するため、衝突の閃光を地球から観測できるかもしれない。 日本初の大型月探査機「かぐや」は2007年9月14日に打ち上げられ、12月21日の定常運用移行から1年半近くにわたり、月を観測し続けている。予定していた観測を2008年10月末までにほぼ終えて、11月からは段階的に高度を下げながら観測を続ける後期運用に入っていた。しかし、軌道修正用の燃料がなくなるため、今年の夏までには運用を終えて月面に落下させる予定だった。 JAXAの発表によれば、「かぐや」は日本標準時間6月11日午前3時30分ごろ月の表側のギル(Gill)クレーター付近(東経80度、南緯63度付近)に落下する。ここは月面の日陰に相当するため、JAXAは「か