書評に関するijiaro1のブックマーク (4)

  • 東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ : 『和歌とは何か』渡部泰明(岩波書店)

    →紀伊國屋ウェブストアで購入 「和歌と演技」 〝和歌語り〟は一つのジャンルである。呼吸がちょうどいいのだろう、ふと和歌をのぞいて賞味しては、「ふむ」と一呼吸置いてからおもむろに地の文に戻るという流れが、ある種の読書にぴたりとはまる。ぐんぐん、ずいずい読むのではない。ぱらぱら、はらはら読む。岩波新書だけをとっても、斎藤茂吉の『万葉秀歌』(上下)や大岡信の『折々のうた』シリーズなど短詩型に焦点をあてたものが定番となってきたのは、そうした収まりの良さと関係あるのだろう。 和歌語りの典型的なパターンは、濃密な「情」をたたえた和歌を、ちょっと距離をおいた評者が「知」のことばで受け止めるという形である。だから、さまざまな秀歌をあっちこっち覗きながらも、どことなく涼しい顔というか、退屈げでさえあるような、どこ吹く風という空気がある。そして、そんな緩い空気の中に、ときおり射貫くような、あるいはひねりや毒を

  • 島尾新『雪舟の「山水長巻」』は特別のお勧めだ - mmpoloの日記

    島尾新『雪舟の「山水長巻」』(小学館)を読む。これがすばらしい。雪舟の代表作「山水長巻」だけを1冊使って詳しく紹介している。「山水長巻」は国宝の巻物で、広げると長さが約16メートルもある。山口県防府市の毛利博物館が所蔵していて、1年か2年に1回公開している。 まず書の冒頭に3段にわたって、巻物の全体図が掲載されている。ついで文にそれらが見開きで15図に分けて紹介される。図の意味などが解説され、描き方も説明される。さらにその一部が取り出され、見開き15図にわたって拡大して掲載され、見どころが指摘される。これらが全ページカラー印刷になっている。「山水長巻」は水墨画とはいえ、着彩もされているのだ。実に贅沢な企画といえる。 以上が前半で、後半は「山水長巻」について、書誌学的なこと、雪舟の伝記、これ以外の雪舟の作品、また夏珪など中国の画家との違いなどがていねいに語られる。 今までも「山水長巻」に

    島尾新『雪舟の「山水長巻」』は特別のお勧めだ - mmpoloの日記
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  • 歴史門書 日本の味 醤油の歴史

    ポイント 醤油の産地ごとの発展と醤油製法、種類と江戸・明治・大正・昭和時代によっての需要と供給 国際的な醤油の輸出と醤油会社を紹介 感想 醤油と言ったらキッコーマンなど大手メーカーが作っているものだが、昔は西日を中心に田舎では個人で作っていたとは思わなかった 都市部では醤油メーカーのを使っていたが、田舎では時間と材料に場所があった 今コスト的に考えるととんでもなく大変だろうと思う 現代がどれだけ醤油を簡単に手に入れられてありがたいかよく分かった 地方によって醤油のメーカーがある日の多様性がよく表れている 戦前・戦後は景気に左右されてたいへんで生き残りのため質より量になっていった 輸出では昔、産業として日を支えてもいたので意外だった

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