おととし広島市の警察署で、証拠品の現金8500万円余りが盗まれているのが見つかった事件で、広島県警察本部は盗まれた現金を警察内部で集めて補填(ほてん)する方針を固めました。税金による穴埋めは理解が得られないと判断したものとみられます。 盗まれた現金は、詐欺事件の証拠品として押収されたもので、現在、行われている刑事裁判で詐欺の被害金と認められれば、被害者に返還されることになります。 しかし、盗まれた現金がいまだに見つかっていないことから、広島県警は警察内部で現金を集めて補填する方針を固めました。 幹部はポストに応じて金額を設定するなど具体的な方法を検討しているということです。 広島県警は税金による穴埋めは理解が得られないと判断したものとみられます。 5日開かれた県議会の委員会で、広島県警察本部の宮尾豪範総務部長は「警察施設内で発生したことなどを重く受け止め、さまざまな可能性を見据え、その対応
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