エジプト・カイロ(Cairo)の美術学校で、彫刻を制作する学生たち(2008年3月26日撮影)。(c)AFP/KHALED DESOUKI 【6月17日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)にある美術学校は今年で創立100周年を迎える名門校だが、スケッチや彫刻の授業は「ヌードモデル」無しで行わなければならない。裸はイスラム教への冒涜(ぼうとく)にあたるからだ。 ナイル川(Nile)に浮かぶザマレク島(Zamalek)にあるこの学校には、国内各地から2500人の学生が集う。そのほとんどがヘッドスカーフ姿の女子学生だ。 この学校は1908年、時のユスフ・カマル(Yussef Kamal)王子により欧州の美術学校をモデルに創設され、1927年には国立の高等教育機関として認可を受けた。エジプト彫刻の父とも称されるMahmud Mokhtarら、そうそうたるアーティストを輩出している。 だが、人体
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