オーストラリアを拠点に活動するデザイナーのピア・インタランディ(Pia Interlandi、左、2011年7月1日撮影)。(c)AFP/William WEST 【7月12日 AFP】オーストラリアを拠点に活動するピア・インタランディ(Pia Interlandi)は、身体と共に朽ち果てていくユニークな死装束を手がけるデザイナーだ。 ■祖父の死がきっかけ ピアが自身の天職は「死装束を作ること」だと悟ったのは、愛する祖父の葬儀の時だった。家族は、亡くなった祖父のためにとっておきのスーツと革靴を用意した。しかし、ピアは「祖父の遺体に靴を履かせている時『この靴を履いてどこを歩くの?靴なんて彼には必要ないわ』と思いました」と振り返る。 その経験が、ピアを死装束作りの道へと導いた。故人の想いや弔いの念を込めた死装束を作ろうと思い立ったのだ。葬儀司祭の資格を持つピアは「中 には、私が洒落たスーツを作