おそらく、世界的にアジアで一番有名な安宿集合エリアがここ。バンコクの中心部の西側、ラタナコーシン島内のチャオプラヤー川と民主記念塔の中間点に位置している。元来は「バックパッカーの聖地」とも言われ、世界中を放浪している旅行者達の世界であったが、最近ではファッショナブルなエリアとなり、貧乏旅行者だけでなく老若男女さまざまなタイプの旅をする人達で賑わいを見せている。西洋からは、ツアー客まで来るようになった。 「カオサン」とは「米」の意で、その昔、この通りには米問屋が集まっていたことからこの名が付いたという。隣接しているワット・チャナソンクラームの地域を含めるとこの地域にあるゲストハウスは100軒を超え、洋の東西を問わず世界中から旅行者達が集まってくる。以前は西洋人の数が圧倒的に多かったが、日本人のテリトリーであったチャイナタウンのジュライ・ホテルが閉鎖された後は、日本人の姿もかなり多くなってき