ま え が き 人口動態統計は、出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の実態を表すものとして、国、 地方自治体の行政の資料としての利用はもとより、 「生命表」や「将来推計人口」作 成の基礎数値ともなり、我が国の社会、経済の発展に欠くことのできない情報となっ ております。特に、近年の出生率の低下にみられる少子化、死亡状況の改善による人 口の高齢化など、国の将来にかかわる大きな問題を提起しております。 我が国の人口動態調査は、 「戸籍法」制定の翌年の明治32年から現在の近代的な 人口動態統計制度として行われるようになりました。 この「我が国の人口動態」は、平成28年までの人口動態統計の主な内容、人口の 動きや寿命について、グラフを中心に時系列観察、地域別観察、諸外国との比較を行 っており、頁毎に簡単な解説と主な統計表を掲載するなど、人口動態の概要ができる だけ平易に分かるように構成しています。 本書を