CTBNL (Column To Be Named Later) : ヒト進化についてのシラミ的考察 - livedoor Blog（ブログ）
2010年03月14日20:33 カテゴリ ヒト進化についてのシラミ的考察 今回のテーマはヒトの進化に関するものである。 ヒトの進化の話なので、普通なら読者に大いに想像力をかき立てていただきたいところなのだが、こと今回のテーマに関しては、「できるだけ想像力を働かせないよう」あらかじめ警告させていただく。 なぜ想像をたくましくしてはならないのかというと、まず、第一の理由は、今回のテーマは「シラミ」がらみだからである。「シラミ」と聞いて、すでに体に痒みを覚えたり、その姿を思い浮かべて鳥肌を立てたりしている読者もいらっしゃるか知れないが、今回のテーマの眼目は、シラミがヒトの進化について重要な情報を提供してくれるということにあるので、しばらくご辛抱をお願いしたい。 さて、シラミは宿主特異性があり、通常、１種の宿主に１種のシラミが寄生する。一般に、宿主が進化の結果２種に分かれたら、シラミも平行に進化
「シラミと人類進化」～シラミのDNA分析で人類進化をたどる
人類進化を研究する上で、人に寄生するシラミのDNAを調べることで宿主である人類の進化系統を推測するという仮説がありましたので紹介します。 ------------------------------------------------------------------ ■シラミと人類進化 ヒトジラミは、人間だけにしか寄生せず、人類に寄り添って進化してきた。そのシラミの研究から、人類進化の様子が見えてくる。 ◇ヒトジラミとは ヒトに寄生するシラミには、ヒトジラミとケジラミの二種類がある。ヒトジラミは、発疹チフス、五日熱、回帰熱などを媒介する吸血害虫である。以前は、ヒトジラミをアタマジラミとコロモジラミの二亜種に分けていたが、遺伝子の解析によって、今では同じ種類であることがわかっている。アタマジラミは、今でもときどき幼稚園や保育園の子供のあいだに流行する。 シラミは寄生する動物の種類が厳密に
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