DMV進化 最新型試作車が完成 定員増、乗り心地向上 (07/04 01:22) JR北海道開発の最新型DMV。「進化し続けて生き残る」ことを目指し、「ダーウィン」の愛称で呼ばれる JR北海道が開発した鉄陸両用車両デュアル・モード・ビークル(DMV)の最新型試作車が完成した。2004年の最初の試作車から数えると第3世代。乗車定員は29人(運転士を含む)に増え、乗り心地や燃費の向上策も盛り込んだ。JR北海道は「営業運転を視野に入れ、完成型に近い姿になった」という。 鉄道利用を促して省エネに役立つDMVには、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究として、08年度から3年間で3億円の開発費を投入。本年度は石勝線夕張−新夕張間で走行試験を行うほか、火災対策を検討する。難波所長は「11年度末以降の営業運転を目指す」と話している。(平原雄一) <北海道新聞7月3日夕刊掲