荒唐無稽というか、紙一重の領域での華麗な群舞の披露というか、名状しがたき冒涜的な四角形というか、 見えた神の雷というか、黙れそして聞けというか、耳元で怒鳴るなというか、うああっ!パ、パワーが違いすぎるというか、 水は天より落ちるものでその逆は無いというか、こうなったらイチかバチかだというか、ゴッドアルファがラーイというか、 とにかくそんな感じの伝奇小説を書く荒山徹氏の最新作。タイトルは『バラ』でなく『そうび』と読むのでその辺注意。 時代設定は『十兵衛両断』の少し前。 主人公は柳生家長女の23歳で無刀取りを習得済み。自分より弱い男と結婚する気はないとかそんな感じ。 正直、『魔風海峡』とか『十兵衛両断』とか『魔岩伝説』と比べると荒山度低めです。 比較対象の死狂い具合を差し引いてもまだ低め。敵も味方もストーリーも常識の範囲内なので、その辺期待すると肩透かし食らうかも。 荒山ファンが箸休めに読む番
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