「2016年度に1兆円の営業利益を出す会社にする」――ソフトバンクの孫正義社長が2月2日、決算会見で「大風呂敷」(孫氏)を広げた。営業利益の中期目標を明確な期限付きで公表するのは「創業以来初めて」だ。「インターネットの揺籃期は利益よりもポジション取りを優先したが、これからは収穫期」と、さらなる成長に自信を見せる。 顧客流出が不安視されたKDDIのiPhone参入に対しては、「想定よりはるかに上手く防戦できた」とし、弱点と認識していたネットワークについても設備投資の成果を強調。今後も事業基盤強化のための投資に力を入れ、営業利益1兆円企業を目指していく。 KDDIのiPhone参入、「防戦できた」 2011年度第3四半期決算は、累計の売上高が前年同期比6.6%増の2兆3981億円、営業利益が前年同期比10.5%増の5327億円で、増収増益となった。移動体通信事業単体では、売上高が11.0%増の
![auのiPhone参入も「防戦できた」――自信をつけたソフトバンクは「2016年度に営業利益1兆円」を目指す](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5dae0e0ea998fd22c1c9c231b70f81cbcfacdaf2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fpromobile%2Farticles%2F1202%2F03%2Fl_ys_sof02.jpg)