先日、アカデミー賞の授賞式が米ロサンゼルスのコダックシアターで開催された。ご存じのようにこの賞は、実際に映画製作に関わる仕事をしている人たちの中から選ばれた選考委員の投票で決められる、映画業界自身による優れた映画人、作品、技術を表彰するもの。その授賞式のアフターパーティが、毎年、各所で盛大に開催される。 ほんの少しだけ、今年はそのパーティに出席したのだが、ちょっと理解できないほどの内輪での盛り上がりに、日本人の筆者は少しついていけなかった。とはいえ、その熱気と勢いを感じると、なるほど1つの方向に動き始めると信じられないようなことも実現してしまうものだと妙に納得してしまう。 例えば3D映画。テーマパークのアトラクションでは以前からポピュラーな存在である3D映画だが「市販のビデオパッケージが劇場に近い画質を実現し始めたら、次の差別化は3D化しかない」と、これは1社だけではなく、ほとんどのハリウ
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