以前にも、本紙で取り上げたが、誰のものかわからない年金記録が5,000万件もあるという。 国民年金や厚生年金はもともと別の制度で、国が制度ごとに年金番号を管理していた。しかし、転職や結婚で加入先の年金が変わると、複数の番号が付与される仕組みだった。そこで、1997年に1人に1つの基礎年金番号を導入する際、国は複数の年金制度に入ったことがある人に氏名や住所など必要事項を記入したはがきの返送を求め、そのはがきに基づいて基礎年金番号への一本化を進めた。 しかし、返送がなかった分はそのまま「宙に浮いた年金記録」となり、これが5,000万件に上っているというわけだ。 しかし、番号が一本化されていないとはいうものの、この5,000万件には、名前や生年月日の情報が付いているはずである。 まったくの「名無しの権兵衛」であるはずがない。調べようと思えば調べられるはずである。要するに、1回のはがきが返送されて
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