日本マクドナルドが約20年ぶりとなる人事システムの刷新に乗り出している。日経クロステックの取材で2021年11月までに分かった。長年使い続け複雑化したレガシーシステムからの脱却を進め、従業員の情報を一元管理できる環境を整え、同社が力を注ぐ人材育成に生かす方針だ。 マクドナルドはハンバーガーを売っている「ピープルビジネス」 「マクドナルドはハンバーガービジネスではない、ハンバーガーを売っている『ピープルビジネス』だ」――。マクドナルドの創業者レイ・クロック氏の言葉が表すように、マクドナルドの強さの源泉は人にある。 「当社はとことん『人』に注力している会社。人の力をどう生かすかを考え、社員やクルー(アルバイト)に活躍してもらう。それが顧客へのサービス向上につながり、結果的に売り上げ拡大につながる」。日本マクドナルド人事本部NRSO HR部の井村匡宏部長はこう話す。 人材育成のための「ハンバーガ
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