コロンビア大学を卒業したあとも、研究意欲は留まることがない。 「現在はオックスフォード大学の博士課程で、遺伝子のビッグデータを扱う研究をしている」 世界トップクラスのイギリス・オックスフォード大学で研究を続けるその原動力は、一体どこにあるのか。 「オックスフォードで研究できることが、すごい楽しい。遺伝子の分野だと世界で最先端の技術や研究をしているグループが数多くある。その方々といろいろな話をしたり、研究で詰まっても『こういった技法がオックスフォードで開発されたよ』みたいな論文などを教えてくれる。毎日すごく楽しい生活を送っていて、今も遺伝子の研究をしながら論文や教材を読んだり、プログラムについて勉強をしたりと新しいことを学びながら研究を進めている」 「研究が楽しい」という、昔と変わらない思いで研究を続けているが、今は新たな目標があるという。 「病気がない世界を作りたい。人間のゲノムを読み取る