DIコンテナは,「DI(Dependency Injection:依存性の注入)」と呼ぶデザインパターンに基づいて作られたコンポーネント群を集中管理するためのソフトウエアです。 DIは,コンポーネント(クラス)間の依存関係をソースコードから取り除くことで,プログラムの実行時までコンポーネント同士が依存関係を持たないようにするデザインパターンです。 例えば,あるクラスAの中で別のクラスBのインスタンスを生成して利用しているとき,AはBに強く依存してしまっています。つまり,Bを別のクラスに差し替えたときなどにはAも変更しなければなりません。このような依存関係は,AとBを別の人が作っている場合などに特に困ります。 こうした依存性をクラスから取り除くのがDIパターンです。Bへの依存性をAから排除するには,まずBの機能を抽象化したインタフェースIを定義し,Iを実装したクラスとしてBを作ります。 Bの
