高速道で必要な車間距離を保たなかったとして県警高速隊は10日、大型トラックの運転手を道交法違反(車間距離不保持)の疑いで現行犯逮捕した。高速道は帰省や自動料金収受システム(ETC)の割引などで混雑している。車間距離不保持は多重衝突を誘発する恐れもあり、県警が注意を呼び掛けている。 逮捕されたのは、二戸市の運転手。逮捕容疑は同日午前7時半ごろ、矢巾町北伝法寺の東北自動車道下り線で大型トラック(14トン)を運転中、前を走っていたトラックと必要な距離を保たなかった疑い。 高速隊によると、容疑者は80〜90キロで走行、車間距離は30メートル以下だった。「ほかの人もやっている」などと話し、免許証を提示しなかった。県内で車間距離不保持容疑で逮捕者が出たのは初めて。 道交法では「直前の車両等が急停止したとき、追突を避けることができる必要な距離を保たなければならない」と規定。目安として、100キロ走行時に