毒舌で知られる(真の意味でだ)スタンダップ・コメディアンのジョージ・カーリンは、1999年のパフォーマンスでこう吐き捨てた。 「子ども、子ども、子ども、子どもって、この国はそればっかりだ! 二言目には“子どもを助けよう”、“子どもに救いの手を”って、この野郎、俺が言いたいのは、ガキなんかクソ食らえってことだ! ファック・ザ・チルドレン! クソったれが!」 この場面はドキュメンタリー映画『FUCK/ファック』にも収録されていたのだが、それを観ながらつくづく共感をおぼえた。ぼくは別に病的な子ども嫌いというわけではないが、子どもをダシに自分たちの要求を通そうとする勢力(そして、それはたいがい成功してしまう)には吐き気をおぼえる。映画でもテレビでも、アニメでもゲームでも何でもいいが、いったん「俗悪」のレッテルを貼られると、次に来るのはきまって「子どもに悪影響が云々」の大合唱だ。 が、ここで考えてほ
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