虹のように色づいた「彩雲(さいうん)」が18日昼、横浜市港北区で観測され、同区の著述業渡瀬草一郎さん(32)が撮影した。 気象庁によると、彩雲は薄い雲が上空高くにかかった晴天時に起きる現象。雲を作る氷の粒や水滴に太陽光が当たり、光の方向が変わることで、雲が色づいたように見えるという。 この日、高気圧に覆われ、最高気温が31・7度となった横浜市は、うだるような暑さ。渡瀬さんは、「うんざりしながら空を見上げたら、見慣れない色彩が広がっていたので撮影した」と話した。 気象庁や横浜地方気象台には同日、「珍しい雲が出ている」などという問い合わせがそれぞれ数件あった。