“MADE IN TOKYO”――東京都内で生産されている大手メーカーPCがあることをご存知だろうか。 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、日本市場向けに出荷するデスクトップPC、ワークステーション、x86サーバーを、東京都昭島市の昭島事業所で生産。ここで生産されたPCやサーバーの筐体に貼付されるステッカーには、「MADE IN TOKYO」の文字が記されている。 外資系メーカーである日本HPは、なぜ、日本でのPC生産にこだわるのだろうか。 実際に、昭島事業所を訪れて、その意図を探ってみた。 ●PC、ワークステーション、x86サーバーを生産 日本HPの昭島事業所は、JR昭島駅から徒歩15分程度の場所にある。都心からでも、約1時間の距離だ。 もともと同事業所は、日本HPが、コンパックとの合併前から、UNIXサーバーの生産拠点として活用していた場所。日本HPは、'99年7月から同拠点で