労働条件が適法かを簡単に調べられるインターネットのサイトを運営する連合が、診断結果を分析したところ、約8割に違法な点がある可能性があることがわかった。 サイト名は「ワークルールチェッカー」(http://www.work-check.jp)で2月下旬の開設。3週間で約2万1千件の診断結果が出た。 すべて適法な「ひとまず安心」という診断は全体の20.8%。51.8%が最も深刻な「重大な法律違反があるかも」となった。派遣社員は「ひとまず安心」が少なく、14.2%しかなかった。 該当者が多かった項目は、全体では「有給休暇がもらえない」(49.2%)や「残業代が支払われない」(35.9%)。派遣社員の場合、禁止されている事前面接があったと答えた人が50.2%と半数を超え、派遣期間の制限違反も33.6%にのぼった。 連合の南雲弘行事務局長は「経営者の法令順守の意識の低さを示す結果だ」とし、経