中国人の日本型開発アプローチに対する本音は?:オフショア開発時代の「開発コーディネータ」(16)(2/3 ページ) 日本企業の仕様変更が嫌われる本当の理由とは 日本から変更要求が発生したとき、会社の存続と持続的成長にコミットする中国企業の経営層は、「正当な対価を支払ってもらえれば対応すべきだ」と考えるのが一般的です。プロジェクトマネージャも同様に、プロジェクトを完遂させるには、日本側の変更要求に対応するしかありません。余計な作業が増えるため、本音はやりたくないかもしれませんが、「やるしかない」のがプロジェクトマネージャ層なのです。 一方、日本側の変更要求に対応しても技術蓄積に結び付かないと考えてしまう技術者がいると、現場のモチベーションは一気に下がってしまいます。現場の技術者は、経営者やプロジェクトマネージャ層とはコミットする対象が異なるので、日本からの要求変更の対応に嫌悪感を隠しません。
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