OSDLジャパンは6月13日,OSDL Japan Linux Symposiumを開催した。Linuxカーネルのメンテナ(責任者)であり,Linus Torvalds氏に次ぐ中心人物であるAndrew Morton氏らが来日,日本の開発者と意見を交換した。 「日本発の提案がどのようにLinuxに受け入れられたか」と題するセッションでは,VA Linux Systems Japan 技術本部長 高橋浩和氏,慶應義塾大学 政策・メディア研究科 吉藤英明氏,米Twin Sun 濱野純氏がLinuxなどにコードがマージされた経験を紹介した。 VA Linux Systems Japanの高橋浩和氏はネットワーク・ファイル・システムを高速化する「ゼロコピーNFS」などを提案,Linuxに組み込まれた。その経験から得られた教訓として「できたものを送りつけるより,なるべく初期段階から議論していくべき」
