FCCは4日、ながく論争になっていたホワイトスペースについて、5対0で認める決定を行なった。これはグーグルなどインターネット陣営の、放送業界に対する決定的な勝利である。すでにイギリスのOfcomは、ホワイトスペースの開放を決定しており、日本でも経産省がホワイトスペースの開放を求めている。 最近のマクロ経済学もいうように、不況を脱却する上では「日本は将来よくなる」という人々の期待が重要であり、短期的なバラマキ財政によって期待を改善することはできない。ホワイトスペースのような新しい市場の創出によって投資機会を増やす制度設計が、政府のもっとも重要な役割である。