京都府京都市で来年度から京都国際マンガミュージアムや地下鉄沿線の観光施設などを、市の施設を婚活パーティーの会場として貸し出していく考えを発表しました。若者や未婚者に出会いの場を提供し、少子化と晩婚化に歯止めをかける狙いです。 京都市内の平均初婚年齢は2008年時点で男性30.5歳、女性29歳と全国平均より高く、女性が生涯に産む子どもの数をあらわす「合計特殊出生率」も1.19で、全国平均の1.37より低くなっており、晩婚化と少子化対策が課題となっています。 市では近年「結婚相談所から紹介される人数が少ない」「信頼できる結婚相手紹介業者を教えて欲しい」などという問い合わせが増えているそうです。門川市長は「結婚を望む若い世代に出会いの場を提供することは非常に有効」と話し、民間業者に施設を貸し出したり、市としても婚活イベントを行っていく考えを示しています。