役に立つためのシステムがもつべき要件 これまでビジネスの役に立たないシステムを作り続けたというようなことを書いたが、役にたたないシステムとはどんなものを指しているのだろうか。逆に役に立つシステムの要件とは一体何なのだろうか。 そこで一応つぎの3つを上げることにしている。 1.ビジネス要求をはじかないこと 2.とにかく安いこと 3.継続的な改善ができること 最初の「ビジネス要求をはじかないこと」というのは、こうしてほしい、こんな機能があるといいと言ったのにできあがったら実現できていなかったので使わないといったことがないようにという意味である。 ここには2つの問題があって、要求定義をしてもそれがどう実装されているのかを確認するのがずっと先になるということと、実現手段がないことがあるということである。実現手段がないならないと言わないといけないし、実現手段があったとしてもすぐに見せなくてはいけない