豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及びバスケットボールを対象としたスポーツくじ、ロトといった各種ギャンブルも存在し、政府とコンセッション(経営権契約)を結ぶ民間事業者によって運営されている。 このうち競馬については唯一のコンセッション事業者として澳門賽馬股份有限公司のマカオジョッキークラブが運営を行っているが、1月15日付のマカオ特別行政区政府公報(官報に相当)にコンセッションを解除する行政令が掲載され、政府が同日午前11時(現地時間)から特別会見を開き、詳細について明らかにした。 マカオ政府の発表によれば、コンセッションの解除日は今年(2024年)4月1日で、同日を以ってマカオ競馬は終了になるとのこと。コンセッション解除に至る経緯については、昨年(2023年)事業者側から政府に対し、経営難かつ競馬が現在の社会発展のニーズに応えられ