【ムンバイ(インド)時事】日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は14日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が2030年、34年の冬季五輪開催地を同時に決める案を承認したことを受けてインドのムンバイで取材に応じ、「え? って感じだった。可能性がなかったわけではないが、予想していなかったので驚きはあった」と見解を述べた。 【図解】2030年札幌五輪・パラリンピック招致を巡る動き 札幌市は30年大会招致を断念し、34年以降に切り替えることを11日に発表した。34年大会の候補地は11月末からのIOC理事会で絞られる見通し。山下氏は「34年は(米国の)ソルトレークシティーが有力で(札幌市にとって)かなり厳しいというのは、これまでも述べてきた」と話した。