中央競馬の1年を締めくくる第40回ホープフルS・G1(28日、中山)もレジェンドが主役だ。24日の有馬記念で歴代最多タイの4勝目を挙げた武豊騎手(54)=栗東・フリー=にとっては、JRAの平地G124競走で唯一未勝利のタイトル。2連勝中のセンチュリボンドとコンビを組み、前人未到の完全制覇に挑む。 武豊は88年菊花賞から24日の有馬記念まで、足かけ36年でG1・81勝を挙げてきた。しかしホープフルSは17年に格付けが上がった最も新しいG1。昇格前には騎手別最多の5勝を挙げているが、G1となってからは同年ジャンダルムの2着が最高だ。一昨年、朝日杯FSを22回目の挑戦にしてドウデュースで勝って以降、全G1制覇に再王手の状態が続いている。 数々の記録を樹立してきたレジェンドにとっては残された数少ない偉業の一つだが、リーチで臨むのも今年で3年目。「あと一つなんで、勝ちたいね。早くしないと、JRAがG