ネットが苦手な人を「情報弱者」と呼ぶ人がいるが、実はネットばかりではない――。デビットカードにまつわる筆者の経験から、「情報弱者」の問題を解決する方法をビジネスの観点で考えてみたい。 最近、Twitterを使った割引キャンペーンをする店が増加している。時には半額、7割引や9割引もあるのだから驚く。でも、経営の側からこの効果を考えると、ふと疑問に思うことがある。ネット販売が中心ではない一般の店でのこのような活動は、「常連さん」たちをないがしろにしてしまうのではないだろうか。 ある町のステーキ屋のTwitterでのツイート に、「本日限定! 先着20人に限り、半額」というものがあった。その日は賑わったそうである。しかし、常連さんからの苦情が多数寄せられていたらしい。「騒がしくてまともに食事ができない」「静かな雰囲気が好きだったのに、(一見客の騒ぎで)行く気がしなくなった」「Twitterという