男が手に鶏の首をつかんでヒタヒタと追いかけてくると怖いと田丸浩はアルプス伝説で書きましたが(あってるっけ?)、かわいらしい少女がオノをもってヒタヒタと追いかけてくると、…おっかないですね。ただ、それがすごい美少女だとちょっとドキドキするのが二次元マジック。そしてそれを追い求めるぼくら。 そんなわけで「未来日記」3巻まで出ました。そんな、なかなか満たされずらい、でも人前でもいいずらい欲求を満たしてくれるマンガです。 このマンガ、推理ゲームものとして見ると、あれ?って言うところは多いんですよね。いつも大げさで、大胆。なんというか小汚い手を使って小汚い地味な殺し方をすればいいのに、そういう殺し方は決してしない。みんなの脳内が「ガンガンいこうぜ」です。 しかしそんなことはどうでもいいわけですよ。見たいのは、モンスターのようにたけり狂う少年少女たちと、ズレた価値観です。 ちょっと「未来日記」を中心に