「萌え」がはこびるアニメ作品を題材に、生々しい「性と暴力」を大胆に取り入れた二次創作を発表して話題を集めている、同人サークル『蛸壷屋』(http://www.takotuboya.jp/) 今回の新刊『隣の家の魔法少女』は、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』を題材としながらも、同時に、小説『The Girl Next Door(邦題:隣の家の少女)』で知られる、1965年米国で起きた少女監禁殺人事件(後述)を下敷きとしている。 成人向け同人誌としては珍しく、この『隣の家の魔法少女』には、性行為(やそれに準ずる行為)が、わずか1コマしか描かれていない。 女性の裸はあっても、男性器の描写は一つもない。 そして、そのほとんどは、鹿目まどかが裸で拘束されて、無差別に虐待を受けているシーンばかりだ。 まどかだけが、である。 このような展開を期待はずれだと感じた人は多いだろう。 暁美ほむらは、そんなまど