『荒地』(あれち)は、1947年9月から1948年6月まで同人誌で発行された詩誌。[1]戦前の詩誌『ル・バル LE BAL』や『世代』などへ参加していた同人が、中心メンバーの一人・田村隆一の勧誘に応じて集まった、エポックメイキングな詩誌。1939年に、鮎川信夫などの旧早稲田大学出身者を中心に結成された同名の文芸誌の後継誌でもあった。「荒地」の名は1922年のT・S・エリオットの同名の詩にちなむ[2]。 後に、同人の加島祥造の兄が早川書房創業者の早川清と小学校の同級生だったこともあり、同人の多くがミステリ、SF等の翻訳者としても活動した。