警察学校を主席で卒業した元警視庁元公安捜査官の稲村悠氏が、著書『元公安捜査官が教える 「本音」「嘘」「秘密」を引き出す技術』の出版記念セミナーに登壇しました。稲村氏の経験をもとにした“スパイのテクニック”を、「狙った相手の本音を知りたい」「ビジネスシーンで信頼関係を築きたい」といったビジネスシーンや日常生活向けにアレンジして紹介します。本記事では、相手の本音を引き出すための「会話術」や「仕草」のポイントを解説しました。 本音、嘘、秘密を引き出す「仕草」のコツ 稲村悠氏:いよいよ、本音、嘘、秘密を引き出す仕草ですね。1番目は「雰囲気を操る」。この中には「沈黙を操る」と「不満を示す」があります。2番目は「情報を操る」。これには「情報を多く見せる」と「少なく見せる」があります。抜粋してご説明していきますね。 まずは「雰囲気を操る」ですね。ちょっとスパイっぽくなってきました。「沈黙を操る」もスパイ