日経ビジネスの1月23日号、「浮上するアジア最後の“秘境” ミャンマーが熱い」という記事で現地の製造業や経済動向をレポートした。この数カ月でミャンマー関連のニュースが急増し、以前より現地の情報が入るようになっている。それでも、イメージと現実とのギャップは少なくない。基本的な情報、素朴な疑問も含め、誌面に収容しきれなかったことを以下に挙げてみた。 1.国名はミャンマー、それともビルマ? 極めて基本的なことだが、混乱しているのが国名だ。1989年に軍事政権が英語表記を「ビルマ(Burma)」から「ミャンマー(Myanmar)」へと変更したが、米国や英国はこれを認めず、公式には「ビルマ」という表記を続けている。 欧米のメディアは政府の方針に従い、「Burma」を使ってきた。ちなみに最大都市ヤンゴン(Yangon)がラングーン(Rangoon)と呼ばれるのも同じ構図だ。ただ、欧米メディアでも最近は
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