気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 今年のお正月も、左手に豆をこしらえて迎えました。それというのも、年末になると家に飾る注連縄をなわなくてはならないからです。年に一度のことですから、手のひらの皮を丈夫にするとまではいかず、毎年豆を作っている次第です。……と書きつつ、あなたにとって呪文のような文章になったのではないかと心配しています。というのも、これはぼくも驚いたのですが、近所に住むぼくと同年代の友人でさえ、注連縄をなう人はほとんどいないのです。ましてやあなたにとっては、ずいぶん遠い世界の話でしょう。 友人たちも注連縄をなえないというのは、お飾りを自宅でなうのが習慣だったぼくにとって、ちょっとショックでした。どうやら注連縄をなうことは、たまたまわが家では祖父や父が子どもに手伝わせ