Windows 2000には、APIPA(Automatic Private IP Addressing)と呼ばれるIPアドレスの自動割り当て機能が標準装備されている。IPアドレスの自動割り当てといえば、最初に思いつくのはDHCPだが、DHCPサーバを構築/運用しなければならない、という点でやや敷居は高い。それに対してAPIPAは、サーバを必要とせず、簡単に小規模なLANでIPアドレスの自動割り当てを実現できるのが特徴である。APIPAの仕様や動作原理は、Internet Draftとして公開されている文書に記されている。 Windows 2000搭載PCで、APIPAによるIPアドレスの自動割り当てを利用するには、DHCPによる自動割り当てとまったく同じネットワーク設定にしておくだけでよい。DHCPサーバがネットワークに見つからなければ、APIPAにより「169.254.x.x」という特