厚生労働省の薬事・食品衛生審議会は24日、食品に含まれる放射性セシウムの新たな規制値案を了承した。小宮山洋子厚労相は同審議会の答申を受けて近く新規制値を正式決定し、4月から適用する。 新規制値では粉ミルクなど「乳児用食品」の分類を新設し、1キロ当たり50ベクレルの厳しい値を採用。穀類や肉、魚、野菜などを「一般食品」とし、暫定規制値の同500ベクレルから100ベクレルとするほか、「牛乳」を200ベクレルから50ベクレル、「飲料水」を200ベクレルから10ベクレルとする。 【関連記事】 土壌からセシウム2万ベクレル=葛飾区の都立公園で 震災がれき、処理灰を公開=セシウム濃度は基準内 食品規制値案で投稿促す=「対応お願い」関係学会に 乳幼児食品基準「不要」と意見=セシウム100ベクレルで「配慮十分」 栃木のシイタケ、一部出荷停止