SIPはWebをはじめとするIPサービスと相性がよいプロトコルといわれている。キャラクタ・ベースでHTTPなどと似ており、簡単な構造である。このため、Webアプリケーションなどとの連携がしやすい。とはいえ、具体的なアプリケーションやサービスの本格化はこれからである。その辺の可能性を探る。 SIPが電話の通信プロトコルとして急速に普及した理由は、おもに(1)キャラクタによるコーデングでわかりやすい、(2)HTTPなどのインターネット・プロトコルとフォーマットが共通--などであるため、Webといったインターネット・サービスと連携しやすいからである。また、プレゼンスやインスタント・メッセージといった機能を備えていることもSIPの魅力である。 従来、電話網やPBXを外部のソフトウエアから制御するのは、大変な仕事であった。CTI(Computer Telephony Integration)アプリケ